喘息持ちのみなさんこんにちは!
この記事を書いている今は、8月の終わり。
まだまだ暑いけど、朝晩の息苦しさや咳で秋の訪れを感じますよね…
(うれしくない)
筆者は3歳頃から小児喘息で、学生時代は苦しんだものの大人になるにつれて自然と症状が出なくなったんですが、20歳過ぎたあたりから寒い時に運動したり、季節の変わり目にまた症状が出るようになりました。
本来ならしっかり吸入薬で抑えるべきなんでしょうが、季節性なので常に医者にかかってるわけでもなく、症状が出てきたけど病院行くタイミングが取れない…なんてこともよくあります。
そんな中で、漢方にハマりだした頃に咳止めとして買った麦門冬湯が喘息にいいということを知りダメ元で試してみたら、症状が和らいだんです!
合う合わないもあるし本来お医者さんに相談するのが一番と前置きした上で、使ってみたい人向けに体験談として麦門冬湯の効能や注意点など、レポをしたいと思います!
麦門冬湯の効能について
愛用しているツムラの麦門冬湯には:
体力中等度以下で、たんが切れにくく、ときに強くせきこみ、又は咽頭の乾燥感があるものの次の諸症:
ツムラ漢方
からぜき、気管支炎、気管支ぜんそく、咽頭炎、しわがれ声
と記載があります。
体力中等度っていうのは、弱ってる人は飲まないでねってことです。
普通に元気だけど咳・喉がつらい…って人向けです。
「気管支喘息」ってばっちり書いてありますね!
もっと詳しく書くと、麦門冬湯には主に以下のような効能があるとされています。
1. 免疫力向上: 麦門冬湯に含まれる成分が、免疫系の活性化を助け、感染症から身を守る手助けをする。
2. 咳や喉の痛みの緩和: 咳やのどの痛みを和らげる働きあり。特に風邪やインフルエンザの症状が現れた際に、症状緩和に役立つ。
3. 熱の調節: 体温を調整する作用があり、発熱を抑える効果が期待される。
4. 体の潤い: 体内の潤いを保ち、皮膚や粘膜の健康をサポート。
この中で一番麦門冬湯の特徴となるのは、「体の潤い」のところですね!
体内の水分量を整えてくれる作用があって、乾いた粘膜を潤してくれます。
喘息のコンコンした咳、胸元の不快感にはぴったり。
麦門冬湯の成分
市販されている麦門冬湯の主要な成分は、以下の植物。
麦門冬: ニンジン科の麦門冬(ばくもんどう)という植物の根。免疫調整作用。
半夏:サトイモ科、カラスビシャクの茎。痰と余分な水分を除く。
粳米:イネのえい果。胃を整える。イライラを鎮める。熱を冷ます。
大喪:ナツメの果実。緊張の緩和、咳を抑える。
人参:おたねにんじんの根。益肺気(肺の気を補う)をはじめとした幅広い効能がある。
甘草: 甘草(かんぞう)は漢方薬としてよく用いられる植物で、抗炎症作用や咳の緩和に効果あり。
甘草は葛根湯とか抑肝散とか、いろんな漢方薬によく入ってますね!
効果が出るまでの期間
麦門冬湯の効果が現れるまでの期間は、個人差がありますが、一般的には服用を始めてから2〜3日程度で症状が良くなったかも?と感じることが多いみたいです。
私の場合は次の日には明らかに改善されてました!
症状が落ち着いたからと飲むのを忘れるとまたすぐ気管支のあたりに違和感が出てくるので、やっぱり効いてるなーって感じます!
症状が軽いうちに飲むと効果を感じるのも早いです。
おすすめの飲み方
麦門冬湯、みたいに最後に「湯」とついている漢方は、煎じて暖かい液状で飲むのがいいって言われています。
そこまで癖のない漢方薬なので、味が大丈夫な人はぜひお湯に溶かして飲んでみてください!
私の愛用しているツムラの漢方は飲みやすいようにか粒が大きめで溶けにくく、待つのも面倒なのであまり気にせずそのまま飲んでます。
喉を温められるし、麦門冬湯はなんか香ばしい味もするので無理なく飲めますよ~!
麦門冬湯の副作用と注意点
麦門冬湯は基本的に安全で使いやすい漢方って言われていますが、副作用が現れる可能性もあります。
以下に、麦門冬湯の副作用と注意点について書いておきますね。
1. アレルギー反応: 麦門冬湯に含まれる植物成分に対してアレルギー反応が起こることあり。特に芍薬や甘草に対するアレルギー体質の人は注意が必要。
2. 薬剤間の相互作用: 他の薬剤との相互作用により、副作用が増幅する可能性あり。他に飲んでいる薬がある場合は、必ず医師に相談してから。
3. 妊娠・授乳中の注意: 妊娠中や授乳中の人にも処方されることがある漢方で、特に副作用や胎児への影響などは報告されていないようですが、デリケートな問題なのでしっかり医者に相談してからの服用をおすすめ。
4. 過剰摂取による問題: 麦門冬湯を過剰に摂取すると、消化不良や胃腸の不快感が現れることがあります。推奨される用量を守ってくださいね。
あと、原料の一つの「甘草」は摂り過ぎると血圧上昇、浮腫み、カリウム不足による手足のしびれなんかの副作用が出やすくなります。他の漢方と併用したりするときは要注意。
5. 健康状態の見極め: 体調や健康状態によって、麦門冬湯が合わない場合があります。特に慢性的な疾患を抱えている場合は、医者へ相談を。
6. 個人差: 漢方薬の効果には個人差があります。人によって副作用や効果が異なるため、初めて使用する際は自分の体調をよく観察してくださいね。
まとめ
- 季節の変わり目の息苦しさや喘息咳に麦門冬湯がよく効く
- 麦門冬湯は体内の水分量を調節して、粘膜を潤してくれる(ので気管支が楽になる)
- 筆者の場合は1日で効果を感じ、飲み忘れるとすぐ症状が戻る
- 効果には個人差があり、体調によっては合わない場合もあるので服用は慎重に。
- 常用薬や病気など、医者に掛かっている人はきちんと相談してから飲むこと
とりあえず筆者が抱える季節の変わり目の軽めの息苦しさには効果抜群でした!
喘息症状にも漢方が効くってすごい。
↑筆者が愛飲しているのが、ツムラの29番(執筆時点ではYahoo!が最安値でした。)
↑ウェブサイトが親切で充実しているクラシエの漢方はこちら。ツムラは1日2回、クラシエは1日3回の服用です。
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